ここではクレジットカードの申込み方法からカードの受取りまでの一般的な流れを説明させて頂きます。ここで紹介しているクレジットカードであれば全て、パソコンやスマートフォンを使ってインターネット上で簡単に申込みができ、カードも自宅へ郵送されてくるので、クレジットカード会社へ足を運ぶ必要は一切ありません。
申込みをすると必ず審査があるため、手続きを面倒に思われがちですが、今ではWEB上で全てでき、来店不要となっていますので、自分の都合の良い時間や場所から手軽にカードを作れるようになっています。
国際ブランドを選ぶ
クレジットカードの国際ブランドとは、世界中の加盟店で決済することができるシステムを提供する会社・団体のことで、Visa(ビザ)、Mastercard®(マスターカード)、JCB、AmericanExpress(アメックス)、Diners Club(ダイナースクラブ)が5大国際ブランドと呼ばれています。
1枚のクレジットカードで利用できる国際ブランドは1つとなっており、カードを作る際にどれを選ぶか聞かれることがありますので、クレジットカードを作る際にはまず、国際ブランドをどこにするのか決めておく必要があります。
例えば、Visaを選択すれば、世界中のVisa加盟店でクレジットカードを利用できるようになります。海外の加盟店の数でいうと、VisaとMastercard®が圧倒的に多くなっています。
日本のブランドであるJCBは、海外での加盟店数はVisaやMastercard®に負けますが、日本国内の加盟店数は国際ブランドの中ではトップとなり、日本人観光客が多いハワイやグアムなどの海外都市でも強くなっています。
他にも、中国発の銀聯(ぎんれん)や、北米を中心に人気拡大中のDiscover(ディスカバー)という国際ブランドもあります。
おすすめの国際ブランド
日本国内で利用する方 | JCB (2枚目はVisa) |
日本でも海外でも利用する方 | Visa (2枚目はJCB) |
海外旅行で利用したい方 | Visa (2枚目はマスター) |
ヨーロッパで利用する方 | Visa or マスター (2枚目はマスター or Visa) |
中国で利用する方 | 銀聯 (2枚目はVisa) |
クレジットカード作成までの流れ
国際ブランドが決まったら、いよいよカードも選んで申し込んでみましょう。クレジットカードが手元に届くまでの手順をご紹介します。
- クレジットカードを選ぶ
⇒「自分に合った1枚を選びましょう。」 - カード会社の公式ホームページから申し込む
⇒「インターネットから申し込むと簡単にできます!」 - カード会社にて審査
⇒「特に返済能力があるかどうかを審査されます。」 - カードの受取り
⇒「審査に通れば、あとは自宅に届くのを待つのみ!」
クレジットカード作成の流れを詳しく解説
1:クレジットカードを選ぶ
クレジットカードの種類や数は膨大で、最初は選ぶのに迷ってしまうかもしれませんが、カードを持ちたい理由を掘り下げていけば、使いたいカードが見えてきますので、まずは自分に合った、自分が作りたいと思う1枚を選びましょう。
2:カード会社の公式ホームページから申し込む
クレジットカードの申込みをする場合、大きく分けて下の3つの方法があります。
クレジットカードの申込み方法
- インターネット申込み
- 郵送申込み
- 店頭申込み
基本的には、どの申込み方法でも結局は同じ書類に同じ情報を書き込み、必要書類となる本人確認書類なども同じなので、どれを選んでも結果は同じなのですが、特にこだわりがなければ、「インターネット申込み」がおすすめです。
「インターネット申込み」であれば、24時間受付け可能なため、自分の都合の良い時間や場所で、パソコンやスマートフォンを使っていつでもどこからでも申込みができます。他にも、ネット申込みの場合、オンライン入会キャンペーンなどでポイントの進呈やキャッシュバックの特典があったり、カードの審査や発行が早いため、他に比べてカードの郵送が早いという利点もあります。
ただし、審査が不安な方には「店頭申込み」がおすすめです。カード会社の店鋪まで行くのは手間ですが、店頭申込みであれば、窓口で担当の方と一緒に相談しながら申込書を書くことができますので、良く分からない部分は質問できますし、記入ミスや勘違いによる誤った情報での審査落ちを避けることができます。
審査の基準はどの申込み方法も同じですが、「店頭申込み」であれば、うっかりミスを減らすことができ、審査に受かりやすいようにアドバイスしてもらえるので、書類作成に自信がない方は一度、店頭窓口へ行ってみると良いでしょう。
3:カード会社にて審査
申込みが終わると次は審査になります。。。やはり審査の結果は気になりますよね。審査に通るか不安…、審査に落ちたらどうしよう…、何を審査されるんだろう…と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
審査の基準は、各カード会社によって異なりますが、全てのカード会社に共通している審査項目の一つは、個人信用情報機関からローン履歴を取り寄せ、過去に滞納したり金融事故を起こしたりしていないかを確認することです。過去のクレジットカードや無担保ローンの返済状況を確認し、その上で職業や持ち家の有無、配偶者などを総合的に考慮し審査の結果を決定しています。
これらの過去のヒストリーや、現在の状況は揺るぎないものなのでで、どうしようもなく正直に申告するしかないのですが、それら以外に申込み時に気をつけなければいけないことが2つあります。この2つは今から気をつけなければいけない事になり、それは、
- 同時に複数のクレジットカードに申し込まない
- 申込み時に記入する情報は偽らず丁寧に書く
ということです。
クレジットカードの申込みをすると、審査の結果に関係なく、申し込んだことを個人信用情報機関に記録されてしまいます。ですので、同時にたくさんのクレジットカードに申込みをしてしまうと、「申込みブラック」となり、カード会社側に「この申込者はお金に困っているのでたくさん申し込んでいる」と思われ、審査に通らない可能性が高くなります。1ヶ月に3枚以上の申込みをすると「申込みブラック」となる可能性があるため、多くても申込みは月に2枚までに抑えておく必要があります。
また、申込み時には、書類などに記入する内容は偽りなく丁寧に書く必要があります。あまりにも適当に記入されていると、カード会社の方に信用されず、そんな人は返済も適当にするだろうと思われ、審査に落ちる可能性があるので注意が必要です。
中には、年収を多めに書く人がいるようですが、カード会社はそれらの情報や相場を把握していますので、すぐにばれてしまい、信用を失うことになりますので、申込み時には虚偽の記載を絶対にしないようにしてください。
4:カードの受取り
審査を通過すると、いよいよ念願のクレジットカードの受取りとなります。
カード会社からご自宅に、配達記録郵便または本人限定受取郵便にてカードが送られてきますので、受取りに必要な本人確認書類または認印を用意して待ちましょう。
カードを受け取ったら、名前と有効年月を確認し、間違いなければ裏面に直筆のサインを書き込みましょう。
クレジットカード作成時に必要なもの
クレジットカードを作る際に必要となる書類は下記の通りです。
本人確認書類
クレジットカードを作る際には本人確認書類として、運転免許証または、運転経歴証明書が必要となります。運転免許証または運転経歴証明書の交付がない方は、以下のいずれか1点が必要となります。
- パスポート(顔写真と現住所の両ページ)
- 健康保険証(名前・生年月日・現住所・番号)
- 住民票の写し(発行日から6ヵ月以内)
- 個人番号カード/マイナンバーカード(「顔写真」がある表面のみ※個人番号(マイナンバー)の記載がある裏面は不要)
「本人確認書類に記載の住所」と「入会申込書に記入した自宅住所」が異なる場合には、追加で以下の書類が必要となります。(6ヵ月以内に領収日付のあるもの)
- 公共料金の領収書
- 社会保険料の領収書
- 国税、地方税の領収書または納税証明書
※注意:本人確認書類はクレジットカード会社によって異なる場合があります。詳しくは、提携カード会社の入会手続きに必要な書類のご案内をご確認ください。
銀行口座
クレジットカードの引落口座を登録する必要があります。インターネット申込みの場合、ネットバンキングを利用すれば即登録も可能となります。郵送の場合は、銀行の届印が必要となります。
収入証明書類
クレジットカードを作る際に、キャッシング枠も希望した場合には、貸金業法に基づき、収入を証明する書類の提出が必要な場合があります。ショッピング枠のみのクレジットカードの場合は必要ありません。
お金を借りるキャッシング枠を申請すると審査が厳しくなる傾向にありますので、お金を借りる予定がない方はキャッシング枠をゼロにして申し込むと審査に通りやすくなるでしょう。
在籍確認について
稀なケースではありますが、カード会社によっては、審査の段階で、申込者の職場に電話をかけ、その申込者が本当にその申込書に記載している会社で働いているかを確認することがあります。
これは「在籍確認」と呼ばれるものですが、その場合は「○○さん(あなたの名前)はいらっしゃいますか?」と言うだけの電話がかかってきます。たとえあなたが席を外していても、電話にでた方が「○○(あなたの名前)はただ今、席を外しております。」と答えるだけで、在籍していると認めてくれるので二度と確認の電話がかかってくることはありません。
中には、消費者金融からの在籍確認の電話と職場の人間に思われたくないという方もいらっしゃいますが、そういう方は事前に職場の方へ「クレジットカードに申し込んだので在籍確認の電話がかかってくる」と伝えておいてみてはいかがでしょうか。クレジットカードは消費者金融のキャッシングサービスと違い、誰でも1枚は持っているものですので、前もって正直に話しておけば疑われることもないでしょう。